三機工業株式会社

サステナビリティ

SUSTAINABILITY

QUALITY品質

基本的な方針

三機工業グループの総合力・提案力を十全に発揮し、各事業分野に応じた顧客ニーズに合わせた製品、高品質なシステムの提供を通じて顧客満足の向上に努めるとともに、社会へ新しい価値の提供を目指します。

品質マネジメントシステム

当社は、品質マネジメントシステムの国際規格であるISO9001の認証を全社的に取得しています。信頼性の高い技術と品質保証体制によって、お客様が安心してお使いいただける設備・製品・サービスを提供いたします。

ISO9001
事業 認証範囲 取得日 審査登録機関
登録番号
認定機関
建築設備事業 建築物、工場、クリーンルーム、地域冷暖房施設及び原子力施設における空調、換気、給排水衛生、電気、高度BA/ITビル設備、用力設備に関する設計、施工並びにオフィス等の構築及び移転に関わるプロジェクトマネジメント 1999/12/28 ABS QE INC.
34863
ANAB
機械システム事業 物流システム、物流機器の設計・開発、製造、据付及び保守・点検 1998/3/30 日本規格協会
JSAQ266
JAB
2013/12/17 ABS QE INC.
に統合
ANAB
環境システム事業 環境関連施設の設計、製造、据付及びアフターサービス業務 1998/3/27 LRQA
958119
JAB
2013/12/17 ABS QE INC.
に統合
ANAB
※注記
ABS QE,INC.:米国の審査登録機関  ANAB:米国の認定機関  LRQA:英国の審査登録機関
JAB:日本の認定機関

品質・環境マネジメントシステム推進体制

品質・環境マネジメントシステム推進体制図

お客さま満足度調査

施工品質向上の取り組みとして、竣工時にお客さまへの満足度調査を実施し、フィードバック情報を活用しています。2022年度は、全653件のうち約92%のお客さまから高い評価をいただきました。今後も、お客さまの意見を活かして施工品質向上のための取り組みを行っていきます。

以下を高評価として算出
建築設備事業:5段階評価中4(やや満足)以上/機械システム事業:3段階評価中3(高)/環境システム事業:100点満点中70点以上

トラブル・クレーム情報の共有

トラブルやクレームを防止し、万一トラブルが起きた場合でも迅速かつ適切な処理を行うために、過去の経験を技術書類として蓄積し社内共有を行っています。


トラブル・クレーム情報は、①速報 ②週報(グループ会社も参加する週次開催のトラブル・クレーム判定会議) ③月報として発生要因・是正処置・予防措置等を施工技術者へ配信することによって、全社で共有しています。

施工現場における品質への取り組み

施工管理者の業務負担を軽減させ、適切な労働環境を構築し、現場担当者が本来現場にて行うべき業務に専念することで高い品質の維持を目指すため、現場業務と設計・技術・品質の3つの側面から業務支援を推進しています。また、「スマイル・サイト・プラン」のさまざまな施策を実行し、生産性の向上と品質向上の両立を目指します。

技師長による品質パトロール
技師長による品質パトロール

施工現場における設計・技術の品質への取り組み

施工現場における設計・技術の品質への取り組み

DX推進による品質向上の取り組み

当社では、BIM推進センターが中心となり、協力会社も含めたBIMの浸透、BIM連携ソフト利用率とBIM教育受講率の向上に取り組んでいます。2022年度は、BIMの活用を推進するため、社内教育を重点的に実施しました。また、BIMのノウハウを保有する企業のM&Aを実施しました。
2023年4月には、デジタル改革推進本部を新設しました。計画・施工・検収各業務におけるデジタルツールの利用・研究開発を進め、施工の省力化、管理業務の負荷軽減を通じた施工品質の向上など、施工現場を含めた社内業務全体のDXを推進し、働きやすい職場環境づくりを目指します。

自律走行型ロボットによる風量測定
自律走行型ロボットによる風量測定

技術を支える人財の育成

三機テクノセンターでは基礎技術習得のための教育、スキルアップ教育、資格取得促進のための教育などを実施しています。新入社員に対しては、新人研修(4.5カ月間)による基礎技術教育や安全教育を実施しています。
施工管理者に対しては、施工の実務経験年数に応じた3年ごとの研修を実施しています。三機テクノセンターにおいては、実物機器・設備による実技演習・訓練を強化し、技術者のスキルアップをさらに推進していきます。

新人研修の様子
新人研修の様子
電気工事品質大会
電気工事品質大会

品質関連有資格者数の推移(各年度4月1日現在)

(単位:名)

資格 2022年度 2023年度
単体 連結 単体 連結
技術士 92 102 80 93
施工管理技士(土木・建築・電気工事・
管工事)
1,125 1,277 1,061 1,225
建築士 37 42 38 42
建築設備士 201 210 179 190
電気工事士 162 236 150 230
電気主任技術者 26 34 24 36
一級計装士 297 306 284 294
消防設備士 699 783 662 722
監理技術者
資格者
1,635 1,921 1,529 1,806

主な技術力育成活動(2022年度)

取り組み 研修 研修内容 実績
三機テクノセンター
の取り組み
新人研修
  • 新企業人教育、基礎技術教育
受講者 64名
資格取得のための研修
  • 施工管理技士・消防設備士の受験対策
受講者 125名
実務年数別研修※
 施工3(4)年目研修
 施工6(7)年目研修
 施工9(10)年目研修
  • 3年ごとに区分した研修、各2~5回(3~5日/回)開催
  • 実務経験に合わせた一律の集合研修
  • 実機、モックアップを用いた技術研修
  • 施工管理上必要なトラブル・クレーム防止訓練
開催回数 8回
受講者 114名
技術継承への取り組み 技術エキスパートによるOJT教育
  • 専門技術の有識者を全店から専任し、現場で着工検討会・施工監査などを通じ、OJTにて行う実践教育
技術エキスパート 25名
のべ現場訪問数 1,343回
グループ会社・
協力会社への取り組み
全店電気工事品質大会
  • 全店協力会社の電気技術者による実技試験、発生事例による筆記試験などを実施。社内認定資格「優良電気工事士」を授与
参加協力会社 17社
参加技術者 18名
トラブル・クレーム事例解説
  • 支社・支店開催の協力会社連絡会議で事例紹介・解説

東京支社:12回、
関西支社:25回、
中部支社:11回、
九州支店:43回、
北海道支店:5回、
中国支店:10回、
東北支店:12回、
北陸支店:3回