HEALTH AND SAFETY労働安全衛生
基本的な考え方
三機工業グループにとって、安全衛生はすべてに優先する経営の基盤を成すものです。建設業の現場は多くの人々が仕事をし、それらが有機的に結びついて一つの業務が成り立っています。「三機工業グループ安全衛生基本理念」のもと、協力会社と一体となって安全衛生活動に取り組んでいます。
安全衛生基本理念
- 安全衛生は全てに優先する。
- 安全衛生はライン(協力会社を含む)の重要職責である。
- 安全衛生は常に話し合いの場を持ち、お互いの信頼関係に立脚した施策を決定し実行する。
- 安全衛生は当社と協力会社、監督者と作業者が一体となって全員参加により推進する。
労働安全衛生への取り組み
管理体制
前年度の災害状況や社会・業界動向によるリスク評価・分析を行い、安全活動方針と衛生活動方針を毎年度策定しています。これに基づき全社統一の安全衛生活動方針計画書を作成することで、リスク要因の分析、改善・予防対策などPDCAサイクルの見える化を図っています。
安全大会と安全パトロールの実施
毎年度、全国安全週間準備期間に当たる6月に、安全意識向上に向け、各支社・支店・事業部が主催する安全大会を国内10拠点、海外2拠点の計12拠点で開催しており、社長をはじめ日本国内の役員、協力会も参加しています。
また、夏季や年末年始には社長をはじめ経営幹部が安全パトロールを実施しています。
安全衛生教育
当社グループや協力会社の従業員を対象に、社内講師や指定教育機関による研修を行っています。協力会社が雇用する外国人技能実習生の新規入構にあたっては、安全確保のための受け入れ基準を全現場で統一化し、当社従業員による面談で確認しています。また、全国三機安全衛生協力会との共催で行う教育も実施しています。2023年度は、6言語※に対応した「外国語版安全衛生手帳」を作成・配付し、安全衛生教育などに活用しています。
- ※
- 6言語:ベトナム語、中国語、インドネシア語、タガログ語、ポルトガル語、英語
2023年度の災害発生状況
2023年度は5件の災害が発生しました。災害発生状況については、部門ごとに度数率・強度率を見える化し、周知することで注意喚起を行っています。今後も、安全への意識向上に向けた取り組みを継続していきます。
災害件数と度数率※1・強度率※2の推移
集計範囲:三機工業施工現場(単体および協力会社)
災害件数:休業1日以上を集計
対象期間:2020年度実績より年間集計から事業年度へ集計期間を見直しています。
- ※1
- 度数率:100万のべ労働時間当たりの労働災害による死傷者数で、災害発生の頻度を表します。
- ※2
- 強度率:1,000のべ実労働時間当たりの労働損失日数で、災害の重さの程度を表します。
- ※3
- 出典:厚生労働省「労働災害動向調査結果」より