SUSTAINABILITY
サステナビリティ
労働安全衛生
基本的な考え方
三機工業グループにとって、安全衛生はすべてに優先する経営の基盤を成すものです。建設業の現場は多くの人々が仕事をし、それらが有機的に結びついて一つの業務が成り立っています。「三機工業グループ安全衛生基本理念」のもと、協力会社と一体となって安全衛生活動に取り組んでいます。
安全衛生基本理念
- 安全衛生は全てに優先する。
- 安全衛生はライン(協力会社を含む)の重要職責である。
- 安全衛生は常に話し合いの場を持ち、お互いの信頼関係に立脚した施策を決定し実行する。
- 安全衛生は当社と協力会社、監督者と作業者が一体となって全員参加により推進する。
管理体制
前年度の災害状況や社会・業界動向によるリスク評価・分析を行い、安全活動方針と衛生活動方針を毎年度策定しています。これに基づき全社統一の安全衛生活動方針計画書を作成することで、リスク要因の分析、改善・予防対策などPDCAサイクルの見える化を図っています。なお、2026年度より安全活動方針と衛生活動方針は統合し、より一貫性のある方針として社内に周知徹底していきます。
安全衛生ポスター
-
2026年度の活動概要「安全衛生活動方針」
安全衛生
スローガン
深めよう危険予知 共に創ろう安全職場
高めよう健康意識 共に創ろう快適職場
重点実施事項
- ①安全管理と危険予知力の強化
- ・法改正に応じた高年齢者災害防止措置の展開
・協力社員の災害防止啓蒙資料の展開
・安全業務打ち合わせの徹底に向けた課題調査と評価
・危険ポイント洗い出しトレーニングの展開
・リスクアセスメントツールの改訂
- ②墜落・転落災害 等 重点災害の対策
・墜落転落(脚立ルール含む)、はさまれ巻き込まれ啓蒙の資料の展開
・化学物質対策実施率向上に向けた課題調査と評価
・熱中症報告体制のルールの見直しと周知
- ③「まず考える」に備えた安全衛生知識向上
・職長・足場関連教育の社員習得推進
・安全衛生知識確認ミニキャンペーン実施
- ④心身の健康の推進
・健康診断における高有所見項目の改善
・メンタルヘルスケアの推進
・健康増進イベントの実施
・健康経営に関する方針の策定
- ①安全管理と危険予知力の強化
2025年度の災害発生状況
2025年度の災害発生件数は計5件でした。昨年度に多発した「墜落・転落、はさまれ・巻き込まれ災害」は、対策により増加は抑制されたものの、依然として全体に占める割合が高い状況にあります。災害発生状況については、部門ごとに見える化し、周知することで注意喚起を行っています。また、災害の危険性低減に向けて、各部門で安全衛生活動方針の内容を考慮した上で、社内への教育・注意喚起や協力会社と連携した災害防止活動の推進に取り組んでいます。今後も、安全への意識向上に向けた取り組みを継続していきます。
労働災害件数と度数率※1・強度率※2の推移

- 集計範囲: 三機工業施工現場(単体および協力会社)
- 災害件数:休業1日以上を集計
- 2020年度実績より年間集計から事業年度へ集計期間を見直しています。
- 度数率:100万のべ労働時間当たりの労働災害による死傷者数で、災害発生の頻度を表します。
- 強度率:1,000のべ実労働時間当たりの労働損失日数で、災害の重さの程度を表します。
- 出典:厚生労働省「労働災害動向調査結果」より
災害の発生防止に向けた取り組み
当社グループでは災害の発生を未然に防ぐために、過去に発生した災害事例をまとめた「災害事例集」を作成しています。
また、現場で実作業を担う協力会社の作業員に向けて、現場入場前の事前教育である「送り出し教育」や、日々の「TBM-KY(危険予知活動)」を分かりやすく解説した動画を制作しました。各現場で活用するだけでなく、協力会社へも広く展開することで、現場と協力会社が一体となった安全管理の徹底を推進しています。
昨今の建設業において、外国人労働者による災害発生率は増加傾向にあります。そのため、協力会社が雇用する外国人技能実習生の新規入構にあたっては、安全確保のための受け入れ基準を全現場で統一化し、当社従業員による面談で確認しています。加えて、全国三機安全衛生協力会との共催で行う教育も実施しています。2023年度には、6言語※に対応した「外国語版安全衛生手帳」を発行しました。引き続き、安全衛生教育などに活用することで、災害の発生防止に努めていきます。
※ 6言語:ベトナム語、中国語、インドネシア語、タガログ語、ポルトガル語、英語
外国語版安全衛生手帳の発行部数
(単位:冊)
| 言語 | 印刷・配布実績 |
|---|---|
| ベトナム語 | 2,000 |
| 中国語 | 500 |
| インドネシア語 | 1,500 |
| タガログ語 | 500 |
| ポルトガル語 | 500 |
| 英語 | 1,500 |
外国語版安全衛生手帳
安全大会と安全パトロールの実施
毎年、全国安全週間準備期間に、各支社・支店・事業部が主催する安全大会を国内10拠点、海外2拠点の計12拠点で開催しており、社長をはじめ日本国内の役員、協力会も参加しています。
2024年度から新たに「全社安全大会」を設定し、支社・事業部に限らず、内勤である管理支援部門も含めることで全社一丸となって"全社横断的な災害防止への意識づけの強化"を図っています。さらに、夏季や年末年始に社長をはじめ経営幹部が30カ所の現場で合同安全パトロールを実施しています。
社長による安全パトロール
安全大会の開催内容(2026年度)
- 安全衛生活動方針の周知
- 安全管理の取り組みや成果が優れた社員、協力会社の安全表彰
- 優秀現場の事例発表
安全衛生教育
当社グループや協力会社の従業員を対象に、社内講師や指定教育機関による研修を行っています。2025年度は安全スキルの底上げを目指す取り組みに注力しました。
2026年度は法改正によって必要になった石綿事前調査者講習を外部より講師を招いて開催するなど、さらなる安全スキルの底上げを目指し、安全教育の充実や協力会社との連携強化に取り組んでいきます。
VRを活用した安全衛生教育
安全衛生教育受講者数(2025年度)※
(単位:名)
| 種類 | 受講者数(うち協力会社従業員) |
|---|---|
| 特別教育等 |
1,833(1,044) |
| 職長安全衛生責任者教育 | 664 (457) |
|
社内安全衛生研修 (階層別安全衛生研修含む) |
757 (19) |
| その他顧客別教育 |
1,395 (1,228) |
| 合計 | 4,649(2,748) |
※ 当社または全国三機安全衛生協力会と共催の社内講師によるものに限定しています。(指定教育機関での教育は除外)