オープンイノベーションによる営業DXツール
「オフィスレイアウト自動化システム(SLiDAR)」の開発について
2024年12月10日
三機工業株式会社(社長:石田博一)は、nat株式会社(社長:劉 栄駿)とのアクセラレータプログラム※を通じた共創により、オフィスレイアウトを自動生成し、その場で共有できる営業 DXツール「オフィスレイアウト自動化システムSLiDAR(スライダー)」を開発します。
■開発の背景
建設業界におけるDX推進が求められる中、オフィスレイアウト作成には専門的なスキルと時間を要し、顧客との迅速な合意形成の妨げになっていました。当社は“Century 2025” Phase3施策の一環として、オフィス構築ノウハウとnat株式会社の空間測量ノウハウ・技術を融合することで、この課題解決に取り組みます。
■本ツールの搭載機能
・オフィスレイアウトの自動生成(同条件で数パターン生成、3Dモデル化対応)
・オフィスレイアウト構築の概算費用算出
■導入効果
従来、顧客との打合せ内容を専門職(CADオペレーター)が図面化し、合意形成ができるまで繰り返し図面修正・打合せを行っておりました。本ツールの導入により現場担当者が打合せの場で即時にレイアウトの作成・提示を行い、顧客の意思決定(プロセス)を迅速化します。これにより工数削減(年間約15%削減を目標)が可能になるため、顧客や従業員の負担を軽減するとともに新たな価値の創造につなげていきます。
■今後の展開
本ツールは2024年12月11~13日に東京ビックサイトで開催される「建設DX展」に出展し、開発中の機能を一部紹介します。その後2025年4月より試験運用、同年12月から本格運用開始を予定してます。
今後も機能の拡充を進め、スタートアップ企業との共創を通じた新たな価値創造に取り組み、建設業界のDX推進に貢献していきます。
自動生成完成イメージ(2D画像)
自動生成完成イメージ(3D画像)
※スタートアップ企業と事業会社が協業し、両社の強みを活かしながら新規事業創出や既存事業の革新を目指す取り組み
nat株式会社は、3D領域やアプリ・システム開発において先進的な技術力を有するスタートアップ企業で、2022年10月に当社が実施したアクセラレータプログラムにおいて、30社の中から採択しました。同社は空間測量に関する独自のノウハウと技術を持ち、当社の知識・資源・実証フィールドと組み合わせることで、オフィス向け新規事業の創出を目指しています。
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