三機工業株式会社

ニュースリリース

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平成28年度下水道革新的技術実証事業(B-DASHプロジェクト)「DHSシステムを用いた水量変動追従型水処理技術実証研究」実証施設の完成式典を開催

2017年1月26日

 三機工業株式会社(社長:長谷川勉)は、当社を含む6者からなる共同研究体※1にて、国土交通省が実施する下水道革新的技術実証事業(B-DASHプロジェクト)※2において、国土交通省国土技術政策総合研究所の委託研究として、「DHS※3システムを用いた水量変動追従型水処理技術実証研究」を実施しています。

 本技術は、「スポンジ状担体を充填したDHSろ床」と「移動床式の生物膜ろ過槽」を組み合わせた標準活性汚泥法代替の水処理技術であり、下水処理場に流入する水量の減少に応じて、効率的なダウンサイジング※4が可能となる技術です。これにより、施設更新時・運転時における低コスト・省エネルギー化が期待され、人口減少社会において、下水処理場の経営改善に貢献することが可能となります。

 本実証研究は平成28年7月に着手し、実証施設の建設工事を実施してまいりましたが、このたび実証施設が完成したことを記念して、平成29年1月25日に須崎プリンスホテルおよび須崎市終末処理場において完成式典を開催しました。

 式典では、初めに、楠瀬耕作 須崎市長より主催者挨拶があり、ご来賓を代表して、加藤裕之 国土交通省水管理・国土保全局下水道部下水道事業課長、内田勉 国土交通省国土技術政策総合研究所下水道研究部下水道機能復旧研究官よりご祝辞を頂きました。その後、場所を須崎市終末処理場に変えて、ご来賓ならびに共同研究体の代表者によるテープカットが行われました。

 今後、実証施設の運転により得られる各種データを踏まえて、本技術の実証を進めていく予定です。

※1三機工業(株)・東北大学・香川高等専門学校・高知工業高等専門学校・日本下水道事業団・須崎市共同研究体 ※2下水道革新的技術実証事業(B-DASHプロジェクト:Breakthrough by Dynamic Approach in Sewage High Technology Project):下水道における新技術について、民間企業、地方公共団体、大学等が連携して行う実規模レベルの実証研究 ※3 DHS(Down-flow Hanging Sponge):下降流スポンジ状担体(高濃度汚泥を保持し保水性を有するスポンジ状担体を充填した装置の上部から下水を散水し生物処理を行う)※4ダウンサイジング:処理施設規模を縮減すること

以上

補足資料


【完成式典の様子】


【実証施設の外観】

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