三機工業株式会社

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低圧損型メンブレンパネル式散気装置「エアロウイングII」の販売開始 -「建設技術審査証明書」を取得-

2014年3月10日

 三機工業株式会社(代表取締役社長執行役員:梶浦 卓一)は、高い酸素移動効率を維持しながらより圧力損失の低い散気装置「エアロウイングII」の販売を開始いたします。なお本製品は、2014年3月7日付で公益財団法人 日本下水道新技術機構(理事長:石川忠男)より、「建設技術審査証明書」を取得いたしました。

背景

 日本国内における省エネルギーのニーズ拡大や昨今の電力事情を受けて、下水処理場では消費電力量を削減することが求められています。下水処理場の消費電力 量のうち、反応タンクに空気を供給するブロワの電力量は全体の30~50%を占めており、これを削減することで処理場全体としても大きな省エネ効果が期待 できます。
 メンブレンパネル式散気装置「エアロウイング」は、高い酸素移動効率を有することから、反応タンクで必要とする空気量およびブロワ動力を大幅に削減でき る省エネ装置として広く普及しており、公共下水処理場において既に日本国内で約300件、全世界で約1,000件の納入実績があります。
 この度、より省エネ性に優れた製品として、高い酸素移動効率を維持しながら、より圧力損失の低い散気装置「エアロウイングII」を開発しました。

本製品の特徴

 本製品の圧力損失は、連続運転において、標準型(製品幅15cm)で6.0 kPa以下、幅広型(製品幅18cm)で5.5kPa以下という低い数値です。既存の散気装置と同じ水深に設置できるため、「エアロウイングII」の高い酸素移動効率が有効に活用できます。

今後の展開

 この度の「建設技術審査証明」認定を受け、省エネを実現する技術として提案活動を展開していきます。

※:建設技術審査証明は、下水道事業における新技術の活用促進に寄与することを目的として、民間企業において研究開発された新技術を対象に技術的な審査を行い、その性能、特徴等を客観的に証明するものです。

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低圧損型メンブレンパネル式散気装置「エアロウイングII」
標準型と幅広型

以上

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