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「国立極地研究所 南極観測パートナー企業」として継続認定
~人の快適と地球の最適を目指し、南極から環境技術を発信~

2025年3月17日

 三機工業株式会社(社長:石田 博一)は、2024年に引き続き、南極地域観測事業への顕著な貢献が評価され、大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構 国立極地研究所より「国立極地研究所 南極観測パートナー企業※1」として継続認定されました(認定期間:2025年2月21日~2026年2月20日)。

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国立極地研究所 南極観測パートナー企業ロゴマーク

 当社は、昭和基地開設の1957年に第2次南極地域観測隊へ資材搬入用のローラコンベヤを納入して以来、1991年の第33次越冬隊からは国立極地研究所の極地観測職員として初めて当社社員を派遣し、以降、継続的に昭和基地内での環境保全業務や設備の維持管理業務を行っております。

 近年は、「昭和基地利用プログラム※2」の一環として、「カーボンニュートラルの実現に向けたクラウド型エネルギー管理手法の確立のための昭和基地内建築設備データの収集・解析・情報展開手法の研究」に取り組んでいます。
 本研究では、昭和基地における電力・熱の発生と利用のエネルギー収支バランス、居住環境の計測を遠隔にて常時監視・リアルタイムに評価できる手法(クラウド型BEMS※3)を導入し、隊員の安全な業務環境を維持しながら省エネルギー化を図ることを目的としています。データ収集の自動化により隊員の設備維持・管理業務の効率化が図れ、将来の基地建設や居住棟の更新計画に活用するとともに、カーボンニュートラル、さらにはゼロエミッションの実現に向けた取り組みに活用していきます。

 現在、昭和基地では越冬隊員の協力のもと、暖房や給水・給湯の利用実態を把握するセンサーの設置や電力の供給・需要調査を進めており、国内ではクラウド型BEMSによる昭和基地のデータ収集と解析方法の検証を行っています。

 当社は今後も、マテリアリティ(重要課題)として掲げる「エンジニアリングを活かした快適環境の構築」、「脱炭素社会への貢献」への取り組みを継続し、人の快適と地球の最適の実現に貢献してまいります。

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 ※1 国立極地研究所南極観測パートナー企業認定制度についてはこちら
 ※2 国立極地研究所昭和基地利用プログラムについてはこちら
 ※3 BEMS(Building and Energy Management System) 「ビル・エネルギー管理システム」 

 

 

 

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