三機工業株式会社

ニュースリリース

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搬送型ロボットを利用した自動仕分けシステムの開発

2022年3月 4日

 三機工業株式会社(社長:石田 博一)は、物流センターにて行われる仕分け作業の負荷を軽減すべく、導入が容易で拡張性の高い搬送型ロボットによる自動仕分けシステムを開発しました。

■開発の背景
 物流業界は、eコマースの拡大や労働人口の減少に対応するため、自動化・省力化ニーズが急速に高まっています。しかしながら 従来の固定式物流機械では、多大な初期投資を必要とし、計画の立案から実稼働までのリードタイムが非常に長く、タイムリーな設備導入が困難でした。このため、導入の容易さや拡張・移設可能な設備が強く求められており、当社では物流センターのメイン工程である仕分け作業のロボット化を目指し開発してまいりました。

■新たに開発した搬送型ロボットの特徴

  • 1台の搬送型ロボットにベルトコンベヤを2台装着し、小型搬送物の場合は2個同時に効率の良い搬送が可能。
  • 高性能の搬送モータと堅牢な構造により、50kgまでの搬送物を静粛かつ高速の搬送を実現。
  • 上位システムが全ロボットの位置と動きを常に監視し、最適ルートの指示を常時出し続ける高機能なソフトウェア。
  • 美しい外観と容易なメンテナンス性を兼ね備えたフォルム。
  • 作業員と搬送型ロボットを完全隔離するステーション式投入システム。
  • 仕分能力は5000個/時 (搬送型ロボット100台 投入ステーション6箇所の場合)
    (※本仕様はステーション設置位置により変動します)
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搬送型ロボットの外観

■搬送型ロボットの適用事例
 物流トラックターミナルの仕分けセンターへの適用例では、入荷バースから投入された荷物は、搬送型ロボットが自走しながら所定の出荷バースへ移動することで仕分け業務を行います。
 現在、当社R&Dセンター内に検証設備を設けており、設備及びソフトウェアの改善を行うとともに、お客様からの検証要望を受け付けております。


入荷バース投入事例(動画)

■今後の展開
 本シリーズの各種機能の向上及び現行機種のさらなるブラッシュアップを行い、次年度の市場投入を予定しております。また、かご車の搬送や棚搬送用潜り込み型ロボット等についても検討を重ねており、一連の搬送ロボットをシリーズ化して、お客様の各種のニーズに迅速に対応できるようロボット開発を推進してまいります。

■展示会出展予定
 ダイドー株式会社様のブースにて参考出品します。
 ① 展示会:2022国際ロボット展
 ② 会 期:2022年3月9日(水)~12日(土) 10:00~17:00
 ③ 会 場:東京ビックサイト東4ホール(E4-11)

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