縦型搬送仕分装置「リバースソータ」を販売開始
-省スペース化40%を実現 -
2022年2月 9日
三機工業株式会社(社長:石田 博一)は、eコマース物流向けに仕分間口を上下2段・左右に配置可能な縦型搬送仕分装置「リバースソータTM」を開発し、このたび販売を開始しました。
eコマース市場の物流量拡大により省スペース・高能力な仕分け設備のニーズが高まっています。当社は、これまで空港手荷物・大型荷物の仕分装置として高い能力を有するクロスベルトソータを販売してきました。そこで培った技術・ノウハウを活かしコンパクトでレイアウト性に優れたソータを開発しました。
従来のクロスベルトソータは、キャリア(コンベヤ台車)を水平方向に旋回させ各間口に搬送物を仕分けする機構のため多くのスペースが必要であり、仕分間口の位置はキャリアの円周方向に限定されました。今回開発した「リバースソータTM」は、キャリアを縦方向に旋回させ天地逆転なく循環できる機構としたことで、省スペース化を実現(当社従来比約40%削減)し、縦型循環式にすることで上下2段・左右に多くの仕分間口を設置することが可能となりました。
新製品リバースソータTM(動画)
●縦型旋回機構
●当社クロスベルトソータ比較
●リバースソータTMの特徴と仕様
・キャリアを縦方向に旋回する機構により省スペース化を実現
・仕分け間口を上下2段・左右にすることにより、多くの仕分け間口を設置可能
・ユニット化された機器構成により工期を短縮(30%減)
・薄物・袋物・箱物などの様々な搬送物に対応するため、ベルトコンベヤ方式を採用
・ベルトドライブ駆動方式採用により低騒音を実現
リバースソータTMの仕様
今後の展開
当社は、長年にわたって培ってきた搬送技術、制御システム技術を融合したエンジニアリングで、eコマース市場のお客様に最適な搬送仕分システムを提案することで、年間10億円以上の受注を目指してまいります。
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