三機工業株式会社

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ニュースリリース

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冷媒配管工事のさらなる施工省力化を目指した新工法を開発
- アルミニウム冷媒配管工法の改良により施工省力化約25%を達成 -

2017年3月28日

 三機工業株式会社(社長:長谷川 勉)は、従来から開発を進めてきたアルミニウム冷媒配管工法に継手メーカーと共同で改良を加えた新工法を開発し、自社事務所ビルで検証を行った結果、従来工法からさらに進んだ施工省力化約25%を達成しました。

●背景・概要
 建設業では就業者数の減少と熟練労働者の高齢化が進んでおり、建築設備工事においても、今後はより少ない労働力で施工品質を維持・向上させていく必要があります。このため当社では、さらに需要が増すと予想される冷媒配管工事を対象として、アルミニウム配管とメカニカル継手による省力化工法の検証を2014年度から進めてきました。今回、既発表工法では施工にやや手間を要していた継手の接続部分に改良を加え、再度検証を行った結果、従来の銅配管の火無し工法と比較して約25%(既発表工法では約20%)の省力化を達成しました。

※既発表工法:2014年12月18日発表の当社ニュースリリース「冷媒配管工事の施工省力化-新材料・新工法により約20%の省力化達成-」

●改良の内容

  • メカニカル継手のプリセット化(一体化)。
    既発表工法では別々になっていた継手本体とナット・インサートをプリセット化。
  • ナット内部に固体潤滑剤を塗布
  • オールアルミ化
    既発表工法の継手部品で用いられていた鋳鉄や真鍮に代わり、耐食性と強度に優れたアルミニウム6000系を採用。

●新工法の特長

さらなる施工省力化
継手本体とナット・インサートをプリセット化することで、施工時における作業者の手間を省きました。また、ナット内部に固体潤滑剤を塗布することで、継手本体にナットを圧入する荷重を軽減しました。自社事務所ビルのパッケージエアコン(配管長80m、ガス管25.4⌀、液管12.7⌀)施工現場で検証を行ったところ、従来工法と比較して施工時間が約25%短縮されました(既発表工法では約20%短縮)。
さらなる品質向上
プリセット化により、施工時の継手部品の紛失や部品の誤接続を防止し、施工の簡易性および信頼性がさらに向上しました。また、継手本体をオールアルミ化することで継手は軽量化され、アルミニウム配管と継手本体との異種金属接触がなくなる等、品質・信頼性をさらに向上させました。
性能維持
継手本体はISO14903の試験で求められる気密試験(最高使用圧力4.3MPa)や耐圧試験(最高使用圧力の6倍25.8MPa)の基準をクリアしました。また、アルミニウム配管使用によるパッケージエアコンの能力低下は一切なく、銅配管と同等の能力が発揮されることを当社事務所ビルにおける連続運転テストにより確認しました。

 この新工法は簡単操作の専用工具を使用することにより、熟練作業員の技術に頼ることなく高品質を維持でき、労働力不足に対応できます。また、従来の銅配管の火無し工法に比べ、施工の簡易性および信頼性が向上し、約25%の施工時間短縮を実現しました。これにより、リニューアル現場や短工期の現場でも高品質の施工が可能です。

●導入実績
 当社事務所ビルで3件、共同開発の継手メーカー新工場で1件。


当社大和事業所事務2号棟

継手メーカー新工場外観

継手メーカー新工場施工状況

●今後の展開
 本検証を行なった新継手は、メーカーと連携し早期に販売体制が整うように協力していきます。
また、同工法は全国のリニューアル工事を中心に、各施工現場に順次展開していく予定です。

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