三機工業株式会社

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ニュースリリース

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病室の快適性を評価する「快適追求病室」の構築
- 最適な輻射パネル配置で、気流を感じない快適性を -

2014年6月11日

 三機工業株式会社(代表取締役社長執行役員:梶浦 卓一)は、病室の快適性を患者の立場から実現するための検証用病室として、一般病室を模擬した実験設備を神奈川県大和市の当社大和事業所内に構築し、評価試験を開始しました。
 現在は輻射空調や臭気対策に関する検証を行っており、今後さらに、騒音、照明、温湿度管理等を含めた総合的な開発を進め、「理想の病室」を追求します。

開発の背景

 一般病室において発生するドラフト(気流感)、臭気、騒音、照明といった快適性に関するニーズが高まっています。従来、多床室では安静にしている患者の 頭部に直接不快な気流があたることや、オムツ交換時の臭気が他の患者まで影響を与えることがあります。これらの問題を解決するには、快適性だけでなく、医 療環境や衛生環境を多面的に検証する必要があります。様々なニーズに合せて実験設備を改造して、検証データの収集が可能な設備を構築しました。

設備の概要と特長

【設備の概要】
  • 一般4床病室(41m2)×2部屋
  • 空気式輻射パネル
  • 局所排気口
  • 風量制御装置
  • 計測装置(温湿度、風速等)
  • 臭気濃度検証装置
【設備の特長】
(a)空気式輻射パネルをフレキシブルに配置可能
 漏水の心配がないモジュール型の空気式輻射パネル を採用しています。目的に応じて、ベッド上部のみの局所的配置から、天井全面配置までフレキシブルにパネルをレイアウトできます。患者や医療従事者にとっ て、最適な輻射パネルの配置や吹出温度等を検証しています。暖房時の評価では、患者に直接気流のあたらない快適性を確保しつつ、1~2℃体感温度を上げる 効果を確認しました。
(b)効率的な臭気拡散防止
 オムツ交換時などの臭気発生には発生源近傍に排気口を設けることにより、少ない風量で効率的に臭気対策することが可能です。検証にはCO2ガスをトレーサに用いた臭気濃度検証装置を用い、効率的な排気口の位置、個数、高さ、風量等について評価を進めています。
【開発成果】
 安全キャビネットからの清浄な排気を整流して、CPC内に最適な気流を形成する方法を開発しました。さらにワイドエリアクリーンシステムと組み合わせることにより、従来に比べ20%少ない風量で清浄度の確保ができ、省エネルギーとなることを確認しました。
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空気式輻射空調設備 臭気排気設備

今後の展開

 SANKI VITAL PLAN90に沿って病院向け総合エンジニアリングを強化し、患者視点に立った独自の提案営業を展開する計画です。本施設は各種の技術的検証を容易にし、 ニーズに対するすばやいレスポンスを目的として、開発-営業一体で運用していきます。今後、年に5件程度のペースで新規の検証を行っていく予定です。

以上

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