SUSTAINABILITY
サステナビリティ
地域社会
基本的な考え方
「三機工業グループ行動規範・行動指針」では、「社会を構成する良き企業市民として、社会からの信頼を得るべく、社会貢献に努めます」と定め、活動をしています。今後も地域の皆さまと積極的なコミュニケーションを図りながら、地域社会との共生に貢献していきます。
地域共生に向けた取り組み
災害時の施設提供の協定
当社は神奈川県大和市と「災害時における帰宅困難者一時滞在施設の提供に関する協定」を結び、地震などの災害時には協定に基づき「三機テクノセンター」を地域の防災や緊急消防援助隊の活動拠点として提供するほか、大和市内の下水道処理施設にかかわる復旧にも尽力します。
三機テクノセンター内の災害時の帰宅困難者受け入れエリア
三機テクノセンターに設置した「災害時用井戸」
清掃・環境美化活動
各支社・支店やグループ会社では、事務所や現場周辺地域の清掃活動や各自治体が主催する環境美化活動に参加しています。2024年度はグループ全体でのべ47カ所の地域で活動を実施しました。各拠点の従業員とともに社長自ら清掃活動に参加し、地域の清掃活動への参画を推進しています。
三機テクノセンター周辺美化活動
安全体感エリアなどの研修施設見学の受け入れ
三機テクノセンターでは官公庁・学校・企業に対し、安全体感エリアでの研修およびテクノプラザの施設見学を受け入れています。安全体感エリアは、危険作業体験等を実機や模型展示、VRを通じて学ぶ施設となっており、テクノプラザは、当社グループのさまざまな技術展示をしています。2024年度は1,229名が来場し、2019年度の施設オープンから見学数累計は6,747名となりました。
三機テクノセンター見学受け入れ
次世代育成支援
三機環境園の活用
三機テクノセンターに併設された三機環境園を地域に常時開放し、近隣保育所等から多くの子どもたちが訪れる憩いの場となっています。2025年3月には来園者が75,000名に達しました。今後も長きにわたって地域の憩いの場、次世代育成の場として活用いただく予定です。
三機環境園に来園した子どもたち
環境教育プロジェクト「地球教室」への協賛
朝日新聞社が主催する小中学生向け環境教育プロジェクト「地球教室」に、当社は2022年より特別協賛企業として継続的に参画しています。未来につながる環境教育を目的とした同プロジェクトのプログラムは、「環境トピック」「キャリア」など複合的な視点で子どもたちが未来へのアクションをはじめるきっかけを提供するものです。
2024年9月には都内会場およびオンラインで行われた1日体験学習イベント「かんきょう1日学校」に7企業のうちの1社として参加し、当社の環境技術を例に水、空気、電気の快適について授業を行いました。
また2024年11~12月には北海道内・富山県内の小学校を訪問し、約100名の生徒たちに向けて「出張授業」を行いました。授業では「地球のカイテキを支える技術を学ぼう」をテーマに、空気・水・電気のカイテキについて、身近な例を取り上げながら、生徒たちの地球環境保全への意識醸成を促しました。
富山市で行った「出張授業」(写真提供:朝日新聞社)

「体験出前教室」の実施
当社は神奈川県立産業技術総合研究所(KISTEC)と神奈川県が主催する神奈川県研究者・技術者等学校派遣事業「なるほど! 体験出前教室」に参画し、2024年11月から2025年1月にかけて神奈川県内の小学校5校において出前教室を実施しました。出前教室はR&Dセンターが全面的な協力体制を取り、化学反応を体験する「ぷにぷにカプセル」を作ってみようをテーマに実験スタイルの授業を行いました。手順の説明と実験をサポートし、体験後は「なぜそうなるのか?」についてより詳しく解説するなど、小学生の皆さんが興味の幅を広げるきっかけづくりを行いました。
体験出前教室の様子
グループ会社による次世代育成支援
三機アクアテックでは、各事業所および管理下の浄水場にて地域の小学校の社会科見学を受け入れており、浄水場や下水道の役割と仕組みなどへの理解を深める学習を支援しています。2024年度は、北海道内の小学校2校を受け入れました。
三机建筑工程(上海)有限公司では、社員を中心に貧困地域の学生に向けた奨学金募金活動を行い、慈善団体を通じて中国西部地域に住む小学生3名、高校生3名に奨学金寄付を実施しました。また、同募金活動による美術コンテスト「三机建筑工程杯」を実施し、応募者349名の中から特等賞6名を含め、計90名の受賞者に賞品としてスクールバッグや文房具などを贈呈しました。
「三机建筑工程杯」美術コンテスト特等賞受賞作品
受賞者一同
その他社会貢献
スポーツ振興・活性化支援
当社は神奈川県大和市の女子サッカーチーム「大和シルフィード」のオフィシャルスポンサーです。また、特定非営利活動法人日本聴覚障がい者ラグビーフットボール連盟(デフラグビー)や公益財団法人日本ハンドボール協会のスポンサー活動も行っています。今後もスポーツ支援を通じて地域の活性化に貢献していきます。
女子サッカーチーム「大和シルフィード」
2019年三機マッチデーの様子
2023年世界大会に出場したデフラグビー日本代表チーム
寄付・協賛活動
大学、研究機関への寄付、日本交響楽振興財団、劇団四季「こころの劇場」などの各種文化活動への協賛、アジア太平洋地域の途上国などにおける自然保護活動の支援のほか、盲導犬育成支援のための募金活動や献血活動を継続的に行っています。また、各支社・支店や国内外のグループ会社では、地域活動への支援や備品食品の寄付活動などを行っています。さらに、三井グループ企業出身者のボランティア活動を推進している「三井ボランティアネットワーク事業団」への支援を行い、三井グループ全体の社会貢献活動に寄与しています。
また、2024年度はタイ・カオヤイ国立公園への寄付活動を行いました。同公園は2005年に世界遺産に登録された広大な熱帯モンスーン林地帯で、希少な動植物の生息地としても知られています。今回、タイ三機は生物多様性に貢献する同公園を支援するため、タイ三機の社員・協力会社と三機工業役員、社員からの寄付によって購入したレンジャーのハイキング装備や保存食を寄付したほか、現地で植林作業やオフィスの天井・ドアの改修作業なども実施しました。
タイ三機による小学校への太陽光発電設備の寄贈および設置、文具の寄贈と植樹
震災復興プロジェクト
東日本大震災の翌年2012年5月、被災地の早期復興に貢献することを目的に発足した全社横断的活動「震災復興プロジェクト」は、毎年さまざまな活動を通じて、復興支援や震災記憶の風化防止、風評被害の払拭、防災減災情報の共有などを行っています。また、岩手県釜石・根浜地域の津波避難路の整備など、継続的な寄付を通じて、地域に寄り添う活動を行っています。今後も災害復興支援として活動を継続していく予定です。
2024度の取り組み
- 森は海の恋人植樹祭への支援・参加
- 東日本大震災復興祈念三味線全国大会への協賛
- 釜石・陸前高田被災地訪問
- 関東大震災祈念食堂イベント( 3月)
- 根浜MINDへの寄付
「宝来館裏山」津波避難道




