技術開発
自社保有3施設のZEB化でカーボンニュートラルに挑戦
2025年11月26日
三機工業株式会社(社長:石田 博一)は、2025年4月に迎えた創立100周年を記念し、三機テクノセンター(神奈川県大和市)、豊田支店(愛知県豊田市)、苫小牧出張所(北海道苫小牧市)の3つの自社保有施設のZEB( net Zero Energy Building)化改修、建替えを計画しています。
特に、三機テクノセンターのような大規模かつ複合用途の事務所ビルのZEB化改修は難易度が高く、挑戦的な試みとなります。自社保有施設のZEB化とそこから得られた技術的ノウハウの提供を通じて、カーボンニュートラル社会の実現に貢献してまいります。
■背景
日本では2050年のカーボンニュートラル達成に向け、建築物ストック平均でZEB水準の省エネルギー性能とする目標を掲げていますが、既存ストックへの対応が大きな課題となっています。
そこで、三機テクノセンターをはじめとする自社保有の2施設についてZEB化改修、1施設についてZEB化建替えをすることとし、2025年度中にBELS(Building-Housing Energy-efficiency Labeling System:建築物エネルギー評価表示制度)の取得をめざします。
BELSによるZEB認証には『ZEB』からZEB Orientedまでの以下の4つの認証レベルがあります。

ZEB認証の4つのレベル
■各ZEB化検討内容

1.三機テクノセンター ZEB Oriented化改修計画
三機テクノセンターは、技術・技能研修、安全体感エリアを含めた研修施設、研究・開発施設、技術展示エリアなどをもつ大規模な複合用途の建物です。建物を使用しながらの工事であるため数ヵ年の工事期間を必要とし、2030年度までにZEB化改修完了をめざします。
ZEB認証ではZEB Orientedですが、省エネ運用改善により運用実績値では2ランク上のNearly ZEBレベルを目標とします。

三機テクノセンターの建物概要
2.豊田支店Nearly ZEB化改修計画
豊田支店は3階建ての小規模な事務用途の建物であり、外観も含めて全面改修を行い、大きく生まれ変わります。その際にNearly ZEB化だけでなく、selFort®※やスマートオフィスコントローラーなどの当社独自技術の導入による快適性の向上、蓄電池システムやV2B(Vehicle to Building:車載電池と建物の相互電力供給)により太陽光発電の有効利用と災害対応力の強化をめざします。
豊田支店の内観・外観パース(案)
※天井内に空調空気を直接供給し、室内の必要な場所に必要なだけ送風するダクトレス空調方式
3.苫小牧出張所『ZEB』建替計画
苫小牧出張所は2階建て小規模な事務所用途の建物であり、建替えによる『ZEB』を目標とします。その際に徹底した断熱と、蓄電池システムによる太陽光発電の有効利用を行います。