エネルギー回収型廃棄物処理施設で新設工事を伴う初のDBO方式による建設・運営事業の受注
2017年8月10日
三機工業株式会社(社長:長谷川勉)は、このたび、佐賀県天山地区共同環境組合が運営する「エネルギー回収型廃棄物処理施設 建設・運営事業」(以下「本事業」)において、新設工事を伴うDBO方式としては当社グループ初となる建設・運営業務の一括受注をいたしました。
本事業は、DBO(Design Build Operate:設計・建設と運営・維持管理を民間事業者に一括発注する公設民営の一つの方式)により、エネルギー回収型廃棄物処理施設の整備を行うもので、当社を代表企業とする企業グループは、新施設の設計・建設業務に加え、施設引渡し後20年間の運営業務を一括して受託しております。
本施設は、当社独自の水冷式ストーカシステム(*)を核とした最新の設備およびシステムを導入し、将来にわたり安全で安定した一般廃棄物の適正処理、生活環境の保全を図りつつ、循環型社会を構築するためのエネルギー回収を進めることを目的としています。回収した熱エネルギーは施設内の空調等の熱源の一つとして利用されます。
当社は一般廃棄物焼却施設において、約330施設以上の豊富な納入実績と、多数の維持管理および運転実績を有しており、今後も積極的な営業活動と顧客ニーズに応じた技術開発に取り組んでまいります。
■エネルギー回収型廃棄物処理施設 建設・運営事業の概要
発注者 :天山地区共同環境組合
建設場所 :佐賀県多久市北多久町大字小侍4644番地29
処理方式 :全連続燃焼式(ストーカ方式)
処理能力 :57t/日(28.5t/24h×2炉)
処理対象物:可燃ごみ、可燃残渣
事業方式 :DBO(Design:設計、Build:建設、Operate:運営)方式
建設期間 :2017年7月~2020年3月
運営期間 :2020年4月~2040年3月
受託企業 :建設工事事業者 2社(三機工業株式会社、株式会社ミゾタ)JV
運営事業者 1社(三機工業株式会社)
■水冷式ストーカシステムのご紹介(*)
http://www.sanki.co.jp/service/technology/article/detail139.html
【完成予想図】
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