三機工業株式会社

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ニュースリリース

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次世代型の空調熱源最適化制御システムを開発
~いつでも最適、とことん最適、勝手に最適で約30%省エネルギー~

2016年1月27日

 三機工業株式会社(代表取締役社長:長谷川 勉)は、電気やガスなどを動力源とする空調設備の熱源システムにおいて、各機器の制御目標値をリアルタイムで同時に算出し、消費エネルギー合計値を常時最小にする熱源リアルタイム最適化システム「EcoSearcher®」を開発しました。これにより最適化しない場合と比較して約30%、従来の最適化方式と比較して約10%の省エネルギー率向上が可能となります。(当社試算)

●従来方式の課題
 これまでの熱源システム最適化制御は、事前に外気条件や空調負荷条件を想定した上で、消費エネルギーを最小とする方式が一般的でした。この方式では、事前の想定と運用時の差が大きいと期待した省エネルギー効果が得られない場合がありました。

●システム概要
 今回当社が開発したEcoSearcher®は、事前想定値を用いず、運用時の計測値を用いて随時最適化計算を行い、システム全体の消費エネルギーを常時最小にするリアルタイム最適化システムです。(特許出願中)
 これにより、従来方式(事前に条件を想定した上で最適化計算を行う方式)と比較して約10%の省エネルギー効果を発揮することが可能となります。

●システム構成

  • リアルタイム最適コントローラ(メインとなる当社の最適化制御装置)
  • エスクラウド®(広域ネットワーク経由でデータ収集等を行う当社サービス)
  • SanBACS®(各種データを収集し、消費エネルギーの見える化や分析を行う当社システム)

●今後の展開
 当システムは新築・リニューアル物件ともに導入が可能です。今後は大型オフィスビル・工場における熱源システムの新設・リニューアルをターゲットに、「EcoSearcher®」関連工事としての売り上げを年間10億円程度と見込んでいます。

●特長

1.4種類の制御をリアルタイムで最適化
 リアルタイム最適コントローラは、運転中の各冷凍機に関する4種類の制御を随時行い、システム全体の消費エネルギーを常時最小化します。

  • 冷凍機冷水出口温度最適制御
  • 冷水1次ポンプ変流量最適制御
  • 冷却水ポンプ変流量最適制御
  • 冷却塔ファン変風量最適制御

2.想定外の状況でも最適化
 これまでは、冷凍機の故障やメンテナンス時という想定外の状況では最適化制御から通常制御へ移行するため、省エネルギー性能が低下することが一般的でした。
 リアルタイム最適コントローラは、運転状況に合わせた最適化制御を行いますので、想定外の状況下においても、省エネルギー運転を継続することができます。

3.空調負荷最小時も最適化
 冬期や中間期に空調負荷が小さくなると、冷凍機が停止と運転を繰り返す状態になり、空調機に供給する冷水温度が安定しない場合があります。
 リアルタイム最適コントローラは、この冷水温度を一定に保った上で、還ヘッダから往ヘッダへのバイパスを可能とすることで、冷凍機が停止することなく高効率な熱源運転が可能となります。

4.個体差や経年劣化に対応した最適化
 熱源種類やメーカによって消費エネルギー特性は異なり、正確な最適化計算を行うためにはこの特性を正確に把握する必要があります。また、同じメーカの同じ型番の機種であっても、個体差や経年劣化のため必ずしもメーカのカタログスペック通りの特性で運転できるとは限りません。
 本システムでは、SanBACS®にて分析した実機の熱源消費エネルギー特性をリアルタイム最適コントローラに定期的に反映させることで、熱源個体差や経年劣化にも対応した正確な最適化計算を行うことができます。

5.柔軟なシステム
 リアルタイム最適コントローラは、他社の自動制御装置や中央監視装置と連係できるため、新築でもリニューアルでも対応可能です。

●導入効果
 電気とガスを動力とした3台の複合熱源で構成される事務所ビル(延床面積8万m²、熱源容量1,560RT)で年間の消費エネルギーを試算したところ、最適化しない場合と比較して約30%、従来の最適化方式(事前に条件を想定した上で最適化計算を行う方式)と比較して約10%の省エネ効果という計算結果となりました。

●導入費用
 条件により異なりますが、標準システムで1,000万円から導入可能です。

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