三機工業株式会社

ニュースリリース

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当社開発の高効率・省エネ型下水汚泥焼却システムが受賞
~第17回国土技術開発賞で最優秀賞受賞~

2015年7月31日

 三機工業株式会社(代表取締役社長執行役員:長谷川 勉)が、国立研究開発法人土木研究所、国立研究開発法人産業技術総合研究所、月島機械株式会社、東京都下水道局と共同開発した「過給式流動燃焼システム」について、その高効率、省エネ、省スペースなどの性能が高く評価された結果、「第17回国土技術開発賞」において最高賞である「最優秀賞」を受賞しました。
 本システムは、流動床式焼却炉に過給機(ターボチャージャー)を組み合わせた下水汚泥焼却システムです。汚泥を高圧力下で燃焼させ、その排ガスで過給機を駆動させ圧縮空気を発生させます。この圧縮空気を焼却炉の燃焼空気として活用することが大きな特徴であり、これにより従来必要不可欠だった流動ブロワと誘引ブロワが不要になり、省エネルギーだけでなく省スペースも図ることができます。
 本システムは従来の流動焼却システムに比べ、電力消費量約40%削減、補助燃料消費量約10%削減、N2O(一酸化二窒素)発生量約50%削減が見込まれます。
 当社は、下水処理場の焼却炉新設・更新時に、省エネルギー・省スペース効果の高いシステムとして提案し、本システムの普及を推し進めるとともに、当社が保有する幅広い事業領域において、90年にわたる技術の蓄積による「総合エンジニアリング力」を発揮して、環境問題に貢献していきます。

『国土技術開発賞』とは
一般社団法人国土技術研究センターと一般社団法人沿岸技術研究センターが国土交通省の後援を得、主催している表彰であり、住宅・社会資本整備に係わる新技術の研究開発を積極的に推進するため、ハードのみならずソフトな技術も含め、技術開発者に対する研究開発意欲の高揚ならびに建設技術水準の向上を図ることを目的として実施されています。

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