三機工業株式会社

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ニュースリリース

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業界最速クラスの検体前処理装置を開発

2012年11月14日

 三機工業株式会社(代表取締役社長執行役員:梶浦 卓一)は、株式会社柴崎製作所ほかとの業務提携の下、医療機関、臨床検査受託機関向けに業界最速クラスで対環境性能に優れた血清検体前処理装置を開発しました。

市場と用途

 臨床検査のうち、病気の有無や進行度、臓器の機能を検査する「検体検査」が医療機関や検査受託機関にて行われています。
 臨床検査機器・関連事業の市場規模は2011年度推定値で3,000億円程度とされています。医療費抑制政策による予防医療への重点施策、各種感染症等の突発的な検査需要もあり、その後も毎年2%程度の成長が見込まれています。本装置は、それら機関にて生化学検査や免疫血清学的検査の前に行われる「検体前処理」用の装置で、採血管より検査に必要な量の血清を分取する装置です。
 当社は中期経営計画「SANKI VITAL PLAN 90th」に掲げています医療医薬市場への参入を加速するため、本装置と従来保有しているマテリアルハンドリングの技術を融合して効率の高いシステムをお客様にご提案・ご提供します。

本装置の特徴

  1. 【高速化】
    フィードバック制御が可能なサーボモータを採用しています。一般的なパルスモータに比べて停止位置の補正、トルク制御等に優れています。また5ヘッド可変ピッチ(※)分注機構により業界最速クラスの処理能力(1,000本/時間)を実現しました。
    サーボモータの採用により機構や部品類が大幅に整理され、従来機に比べて約40%の省スペース設計となっています。
  2. 【環境配慮設計】
    駆動に圧縮空気を必要としない設計により、施設ユーティリティー負荷を低減。コンプレッサの設置や配管工事が不要で、雑音防止、省エネルギー化も図っています。
    クリーンクラス10,000基準による設計により、コンタミネーションリスクも低減します。その結果、検査精度の向上、分析機の保護、メンテナンス性の向上など、他装置に見られない利点があります。
  3. 【高拡張性】
    高度なエンジニアリングノウハウと、無人搬送車、コンベヤ、自動倉庫、多関節ロボット等の自社保有技術との組合せにより、受入から搬送、前処理、保管にいたる完全自動化も実現可能です。

今後の展開

 2012年11月より、全国の医療機関、臨床検査受託機関を対象に販売開始します。価格は基本システムで3,000万円程度から。年間5システム程度の販売を見込んでいます。
 今後さらに、多様なニーズに対応可能なバリエーションの開発、周辺機器やサービスの開発も進めてまいります。

業界最速クラスの検体前処理装置を開発

(※)可変ピッチ
各ヘッド(スポイト部)それぞれがX軸、Z軸方向に独立して動作することができる。他装置に比べ個別動作が制御できるのでシステムの柔軟性が高く、検査項目別の仕分分注に有利。

 

以上

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