
一般
廃棄物処理Municipal Waste
Management
廃棄物処理施設は多数の設備・機器で構成されており、技術もますます高度化、多様化しています。
当社は、多くの納入施設の点検・補修・改造実績にもとづく適切な維持管理を提供して施設の延命化に貢献します。
点検・補修
過酷な状況下で使用される廃棄物処理施設は、性能を維持するため定期的な補修が必須です。
当社は建設当時の設計思想を継承し、施設を熟知しておりますので高品質な補修を実施することが可能です。
- 予防保全の考え方による各年度毎及び長期的補修計画を立案します。
- 常に専門的見地による改善改良を心がけます。
- 緊急時及び災害時において迅速かつ的確な対応を致します。
長期包括的運営管理委託
従来の「分割・仕様発注、単年度契約」による民間委託から「包括・性能発注、複数年契約」による長期責任委託方式にかわるものです。補修、運転管理、用役の調達まで一括管理し、民間の質の高いサービスが期待できます。
- 専門メーカの創意工夫と調達の一元管理により運営経費の削減が可能です。
- 自治体としての施設運営管理が簡素化され、公共人件費の削減と予算の平準化ができます。
省力・省エネルギー・長寿命化改造
廃棄物処理・環境保全にかかわる技術は日々進歩しています。特に、近年CO2の削減が求められている中で、廃棄物処理施設の役割はますます重要となっています。当社は新技術の開発も積極的に行い既存施設の改善・改良に積極的に取り組んでおります。そして、長寿命化とあわせて、施設内でのエネルギーの回収・利用は勿論周辺地域へのエネルギー供給を提案し、低炭素社会の実現に貢献いたします。
水冷火格子焼却システム(水冷火格子、空冷壁、水冷給じん装置)
自動燃焼制御(ACC)システム
従来の自動燃焼制御に加えて、人の思考形態に近い推論を行わせる「ファジィ制御」を組み込んだ制御方式で、急激な燃焼変動をなくして、より安定した燃焼を実現します。既設炉に水冷式ストーカと合わせて導入すると非常に効果的です。
- 低空気比での完全燃焼をはかりCO2を削減します。
- COとともにダイオキシン類、SOx、NOx等公害物質の低減化ができます。
- 焼却量、蒸気発生量が安定します。
排ガス温度や排ガス量などプロセスデータの変化値をファジィコントローラに入力して総合的推論を行ない、メインコントローラがごみ供給量・燃焼空気量などをコントロール。ごみの質や量に応じた、理想的な燃焼状態を持続します。
ボイラ・発電設備
既存ごみ焼却施設を改造して設置することにより、排熱を高効率で回収できますので大幅なCO2の削減となります。また、多様な熱利用が可能です。
トランスヒートコンテナ
中低温度域(70~300℃程度)の廃熱を回収して、潜熱蓄熱材を充填したタンクに蓄熱し、利用先へ車両で運搬する熱の宅配です。
- 今まで捨てられていた排熱も効率的に利用できるのでCO2の削減に大きく寄与します。
- 庁舎、学校、病院、給食センターなどへの中距離輸送をオフライン(車両)で行いますので、インフラコストを削減でき多様な熱利用が可能です。