三機工業株式会社

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「平成30年度省エネ大賞」資源エネルギー庁長官賞を受賞

2019年1月23日

 三機工業株式会社(社長:長谷川 勉)は、一般財団法人 省エネルギーセンターが主催する「平成30年度省エネ大賞」の省エネ事例部門において、計画・設計施工したプロジェクト『温泉未利用熱を活用した温泉街全体の省エネ事業』に対し「資源エネルギー庁長官賞」を湯野浜源泉設備保有株式会社(社長:筒井 重好)と共同で受賞しました。

 本賞は、事業者や事業場等において実施した、他者の模範となる優れた省エネへの取り組みや、省エネ性に優れた製品およびビジネスモデルを表彰するもので、省エネ意識の拡大、省エネ製品の普及などによる、省エネ型社会の構築に寄与することを目的としています。

1.受賞名
 平成30年度省エネ大賞 省エネ事例部門 資源エネルギー庁長官賞(支援・サービス分野)

2.受賞テーマ名
 温泉未利用熱を活用した温泉街全体の省エネ事業

3.受賞概要
 本事業は、山形県鶴岡市湯野浜地区において、温泉の未利用熱を有効活用して温泉街全体の省エネを進める事業であり、当社はインフラ整備の計画から設計施工までを担当しました。
 個々の旅館単位では費用・効果ともに限界があることから、日頃競合関係にある地域内の各旅館が一体となり、温泉街全体で行った面的対策であることが本事業の特徴です。
 膨大な量のエネルギーを消費するホテルや旅館において、これまでは化石燃料を用いて給湯、浴槽加温を行っていました。これを温泉の未利用熱活用に置き替えることで、CO2排出量が大幅に削減されます。具体的な取り組みとしては、集中給湯配管を整備し、温泉未利用熱を熱交換器・ヒートポンプの2段階で熱回収しての給湯利用、温泉量制御による浴槽加温、老朽化した冷暖房熱源機器の高効率化等であり、これらの取り組みの結果、温泉街全体のエネルギー量の20%にあたる486kl/年の省エネを達成しました。

article284.jpg温泉未利用熱を活用した集中給湯設備

 本賞の表彰式は1月30日(水)10:15~12:00、東京ビッグサイト会議棟レセプションホールAにて行われる予定です。また、1月30日(水)~2月1日(金)の期間、東京ビッグサイトにて開催されます「ENEX2019(第43回地球環境とエネルギーの調和展)」の当社ブース内で、当プロジェクトを展示し、ご紹介いたします。

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