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設備システムの劣化と寿命の関係は、図に示すようなバスタブ曲線で表すことができます。設備システムは、調整・慣らし運転の後、定期的なメンテナンスをおこなうことにより、安全性・経済性を満たした安定運転が継続されます。15年経過したころより劣化による故障が増加し、安全性の低下や経済性の悪化などにより、システムの寿命となります。 |
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設備システムを運転するには、運用、エネルギー消費、管理、維持保全(メンテナンス、修繕)などのコストが必要です。これらランニングコストの割合は、イニシャルコストの5〜6倍程度と大きなものです。したがって、設備システムの検討には、ライフサイクルコストを考慮することが必要不可欠であり、イニシャルコスト(初期投資)のみに偏った判断は得策ではありません。 |
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既存の設備が、建築基準法、消防法など現行法規の内容に適合しないで、排煙・消化設備、防災監視設備の不備、室内環境基準の尊主義務違反などがこれにあたります。 |
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多様化する建物のニーズに、設備機能が対応できず、経済性・快適性等が得られません。 |
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