sanki facility system division Log

実績・事例紹介
vol.62024.10.31
[お客さまインタビュー]三菱UFJアセットマネジメント株式会社様
働き方改革
オフィス移転
本社統合
2023年10月に三菱 UFJ 国際投信株式会社と MU 投資顧問株式会社が統合して誕生した三菱UFJアセットマネジメント株式会社様の東京汐留ビルディング新本社に訪問し、移転の経緯と新オフィスについてお話を伺いしました。
記載の内容は2024年6月5日時点のものです
短い準備期間でBCPを考慮した設備構築の実現
三機工業のエンジニアリング力を結集し確実な機能移転と働く場所改革の両立を実現
写真中央: 三菱UFJアセットマネジメント株式会社 執行役員 人事総務部長 藤原 令子様 ※
写真中央右: 三菱UFJアセットマネジメント株式会社 人事総務部次長 四方 利祐様 ※
写真中央左: 三菱UFJアセットマネジメント株式会社 経営企画部チーフマネジャー 今井 正人様 ※
写真左から: 三機工業株式会社 ファシリティシステム事業部 川田 亮二 / 服部 紗希 / 藤島 凛
写真右から: 三機工業株式会社 ファシリティシステム事業部 森岡 広樹 / 田村 祐二
※移転当時:総務部
三機工業のサポート
三菱UFJアセットマネジメント株式会社 藤原様:
プロジェクト管理全てにおいてスピード感があり、我々の意図を組み込んで頂くのも早く「素晴らしい」の一言です。限られた時間のなかで最大限のパーフォーマンスを出して頂き本当に感謝しております。
三菱UFJアセットマネジメント株式会社 四方様:
電気や空調といった設備面にも精通されているので、とても安心できました。B工事会社との調整も牽引していただき本当に助かりました。
三菱UFJアセットマネジメント株式会社 今井様:
レイアウトではこちら側の要望をふまえて何パターンも検討・検証していただきました。三機さんにはご苦労をかけてしまいましたが、あの苦労があってこそ今のオフィスがあると思っています。
3社集約となった移転プロジェクト
Q.移転のきっかけについて教えてください
藤原様:
有楽町エリア再開発に伴うビル建替えのためです。2021年7月、新有楽町ビルの取り壊しが三菱地所より公表されましたが、そのような可能性も視野に入れて、公表前からいろいろと物件を見ていました。
四方様:
一方で、当時親会社であった三菱UFJ信託銀行では当社の本社移転に合わせ、グループ内の同部門・同事業を同じ施設にまとめて配置することを検討しており、2021年の9月以降、当社・三菱UFJ信託銀行・旧MU 投資顧問の3社を同じビルに集約しオフィス利用の相乗効果を図る方針となりました。
藤原様:
3社集約の条件を満たす物件を色々と検討しましたが、災害発生時に72時間業務対応できる非常用発電機が設置できるビルがなかなか見つからず苦労しました。最終的には、立地・入居可能時期・フロアの総面積・コスト・非常用発電機の設置場所確保・浸水リスクなどを勘案して東京汐留ビルディングに決定しました。
インタビュー1 三菱UFJアセットマネジメント株式会社 藤原様
インタビュー2 三菱UFJアセットマネジメント株式会社 四方様
Q.プロジェクト遂行ではどのような点で苦労されましたか
今井様:
当時はコロナ禍でしたが、それに加えロシア・ウクライナ戦争などの影響で資材の調達が非常に困難なため、非常用発電機や関連する資材の手配を至急進める必要がありました。もともと時間がないところで更に3社の合意をとりながら手配を進めるのは非常に苦労しました。
四方様:
3社を集約することになったため、当社単独の移転と比べると相当なプレッシャーを感じました。何よりも時間がないので三機さんとは毎日夕方からオンラインミーティングをするような状況でした。
田村:
コロナ禍でオンラインミーティングや在宅勤務を当社でも取り入れており、柔軟な働き方によって対応できたことも多かったです。
森岡:
タイトスケジュールのため業務内容はハードではありましたが、今思い返すと皆さんと密にコミュニケーションを取らせて頂き、沢山の刺激を受け楽しい毎日でした。
インタビュー3 三菱UFJアセットマネジメント株式会社 今井様
インタビュー4 三機工業株式会社 田村
インタビュー5 三機工業株式会社 森岡
互いを感じる居心地の良いオフィス
Q.どのようなオフィスを計画されたのでしょうか
藤原様:
経営層からは、社員同士のコミュニケーションが取りやすく、出社したくなるようなオフィスづくりを期待されていました。社長が日頃から言っていた「良い意味でのおせっかい」がしやすくなるようなオフィスの実現を目指して検討しました。
四方様:
今後も出社と在宅のハイブリッドワークになることを見据え、従前の固定席ではなく、フリーアドレス制を導入しました。当社の業務内容や社員のマインドなどから、全面的なフリーアドレスではなく、もう少し緩やかな部署単位のグループアドレスを採用しています。また、各フロアに完全フリーのコミニケションスペースを設けたほか、WEB会議用の個室やブースも設置し色々な働き方が出来るオフィスとしました。
今井様:
レイアウト検討段階では従業員にアンケートやワークショップで意見を募っていましたが正直不安でした。オフィスは10年15年使っていくものなので、ベテランだけでなく若い人も含めて皆が使いやすいオフィスのかたちを色々と考えました。
Q.オフィスを使ってみた感想を教えてください。
雰囲気01 フロア中央に設けたコミュニケーションスペース
雰囲気02 動線上のコミュニケーションスペース
雰囲気03 オープンな打合スペースを設けたエントランス
雰囲気04 3社共有スペースのリフレッシュラウンジ
藤原様:
入居後の社員アンケートでは95%の社員から回答があり、新オフィスへの関心の高さがうかがえました。細部まで気を配ったレイアウトだということがよく分かるという声もあり、我々としては嬉しい限りです。私自身もグループアドレス席に座りながら居心地の良さを実感しています。
今井様:
コロナ禍はマイナス面ばかりではなく、グループアドレスを導入し働き方を変えることができ結果的に良い面もあったと感じています。
服部:
どのお客様もそうですが、コロナ禍がなければここまで働き方を変えることが難しく、オフィスのあり方も全然違ったものであったのではないかと思います。
インタビュー6 三機工業株式会社 服部
Q.今後の運用について
四方様:
レイアウト変更が必要な時期は必ずやって来ると思っています。それをある程度想定しながら、引続き社員にとって働きやすく出社したくなるようなオフィスを目指して改良を重ねていきたいと思います。
藤島:
今回の移転においては私たちも貴重な経験をさせていただきました。今後も三機工業がお役に立てることがありましたら、お問い合わせください!
インタビュー6 三機工業株式会社 藤島
ありがとうございました。
【編集後記】
当社は約20年前の2005年の旧UFJパートナーズ投信と旧三菱投信の統合プロジェクトからオフィス構築のご支援をさせて頂いており、2015年の旧三菱UFJ投信と旧国際投信投資顧問の統合もお手伝いさせて頂きました。今回は3回目の統合プロジェクトでしたが、時代や働き方の変化に合わせてこれまでと違った新しいオフィスを構築することができました。これからどのような「おせっかいオフィス」に変化していくか楽しみです!
インタビュー6
インタビューの様子
インタビュー6
お客さまプロフィール
  • 会社名: 三菱UFJアセットマネジメント株式会社
  • 所在地: 〒105-7320 東京都港区東新橋1-9-1 東京汐留ビルディング
  • 設立: 1985
  • 業態: 投資運用業、投資助言・代理業、第二種金融商品取引業
  • https://www.am.mufg.jp/
プロジェクト概要
  • 移転対象: 約900名
  • 面積: 約2,050坪(6,777m²)
  • 移転対象: 2022年4月~2023年10月