中央監視室では、施設全体の運転状況や水質の状況、設備機器の稼働状態などを監視しています。
異常の早期発見やトラブルの未然防止を行い、安定した施設の運転に努めています。
また、中央監視室より設備機器の運転操作や処理場外設備の遠方制御も行っています。

施設に入ってくる水がどの程度汚れているか、処理された水がどれだけきれいになったかなどを把握するため定期的に水質試験を行います。
水質試験の結果は処理が適正に行われているかの指標とし、異常が発生した際は原因調査を行い運転管理に反映させます。

施設機能を維持するため、日常点検や定期点検などの保守点検を行い、機器が正常に稼働しているか確認を行います。
日常点検は、外観上の確認を主として機器の動作状況、電流値・圧力等の記録を行い、異常の早期発見に努め施設の運転に支障が出ないように対応します。
定期点検は、日常点検より詳細に機器の状態確認を行い、消耗部品やオイルの交換も行います。

上水・下水道・し尿処理施設には設置から長い年月稼働している設備機器が多く、老朽化などで損傷（腐食、劣化、摩耗など）してしまいます。
施設が正常に稼働しなくなると住民の皆様の生活に支障が出るため、仮処置としての簡易補修を行います。
お客様との契約によっては、補修工事のための段取りや調整、発注や施工管理なども行っています。

上水・下水道・し尿処理施設は、水の浄化や発生する汚泥の処理のために非常に多くの電気やガス等を消費するためCO₂排出量が多く、環境負荷の大きい施設です。
より効率的・能率的な運転を行い、環境負荷を低減していくための管理を行います。