三機工業株式会社

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ニュースリリース

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再生医療向け気流改善装置「CPCubeTM(シーピーキューブ)」を開発
―よりクリーンに、より省エネに、より簡単に―

2015年3月19日

 三機工業株式会社(社長執行役員:梶浦 卓一)は、再生医療の細胞操作を行う施設の気流改善装置「CPCubeTM(シーピーキューブ)」を開発しました。

●開発の背景
 現在、「再生医療」が新たな医療技術として注目されています。再生医療は、細胞培養技術が基礎となっていて、その作業環境周辺の清浄度を維持するための清浄化技術が重要な役割を担っています。清浄化のためには、クリーンルーム内にバイオハザード対策用キャビネット(BSC)などの機器を設置する必要がありますが、BSCは前面が開放されているため、操作性は良いのですが、次のような問題があります。

清浄度
前面開口部近傍の環境が悪化すると、汚染リスクが高まる。
エネルギーコスト
清浄度を維持するためのクリーンルームの空調コストがかかる。

●CPCubeTMの概要
 CPCubeTMは、BSCに天井から吊り下げる形で設置する整流装置となります。
 BSCは、その上面からHEPAフィルタで濾過された清浄空気を排出しています。CPCubeTMは、ただ捨てられていたこの清浄な排出空気を集めてコントロールし、BSC上部から下方に吹き出し、作業環境の清浄化に利用します。

【CPCubeTMの概念図】

●CPCubeTMの特長

1. 清浄度改善
 CPCubeTMは、BSC前面開口部周辺の作業域を清浄化し、重要操作区域(実際に細胞加工操作が行われるBSC内部)を汚染から守ります。また、BSC周辺の気流改善により、クリーンルーム全体の気流が改善されるため、床面からの巻き上げ気流などによる汚染リスクを減らすことができます。
2. 省エネルギー化
 CPCubeTMを設置することで、クリーンルーム全体の気流が下方向に改善されるため、従来に比べ20%少ない風量で同じ清浄度を得ることができ、省エネルギーとなります。
3. 操作性保持
 CPCubeTMは、BSCの上部に取り付けるだけで使用できるため、BSCの特長である快適な細胞加工の操作性に影響を与えません。

●導入事例
 現在、国内で唯一、再生医療の産業化を実現している株式会社ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング(J-TEC)の、研究用ヒト培養組織ラボサイトシリーズ「LabCyte®」の製造エリアにCPCubeTMを導入し、BSC周辺の塵埃濃度を大幅(1/3程度)に減らすことができました。

●今後の展開
 再生医療分野のみならず、同様のBSCを使用する医薬・医療産業や研究機関へ、装置単体での販売は行わず、2015年4月よりクリーンルームや実験施設全体での展開を図り、年間5億円の受注を目指します。
 なお、CPCubeTMは、現在特許出願中です。

以上

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