三機工業株式会社(社長:有馬 修一郎)は、株式会社日本総合研究所大和センター(三井住友フィナンシャルグループの中核データセンター、1988年完成)において、2004年から、空調・電気設備の省エネルギー化に取り組み、日本国内トップである年間平均PUE1.45という、データセンターの超省エネ化達成を確認しました。 |
*注1 |
PUE(Power Usage Effectiveness)データセンターなどのエネルギー効率を示す指標
PUE=データセンター全体の消費電力/電算機器による消費電力 |
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●背景
データセンターは、IT化の需要拡大(インターネット、電子取引・決済)によりデータ量は、年々、増加傾向にあり、その利便性から今後も拡大することが見込まれています。しかし、万が一、データ取引等が停止すると社会に与える影響が計りしれないほど大きく、設備には高い信頼性が求められています。このため、電源供給やデータ配線および熱源設備・空調機等の二重化を図るなど、エネルギー多消費傾向になりやすく、近年の地球温暖化に対する問題や消費エネルギー量削減から見直しが要求されています。 |
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●主な設備概要
| 建物 |
電算棟 地下1階・地上4階、事務棟 地上2階 |
| 延べ床面積 |
約31,000m2 |
| 電算室 |
全8室 |
| 構造 |
鉄筋コンクリート造 |
| 空調熱源 |
ターボ冷凍機 520USRT 4台、700USRT 2台; |
| 電算室用空調機台数 |
158台 |
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●省エネ対策概要 当社は、総合エンジニアリング会社である特長を最大限に生かし、空調・給排水・電気・情報通信の各分野を総合して、同センターの超省エネルギー化に貢献しました。
主な省エネルギー対策は以下のとおりです。
- 高効率インバータターボ冷凍機の導入
1)部分負荷に優れるインバータターボ冷凍機を負荷率40〜60%の最適域で稼動
2)冷水、冷却水が一定の温度差になるようにポンプをインバータで回転数制御
3)冬期は冷却塔ファンもインバータにより回転数制御
- フリークーリングの活用
バックアップ系統の冷却塔を用いて、電算系統のフリークーリング(冷却水冷房)を行うことで、冷凍機負荷を低減。
- 電算機用空調機の変風量制御(インバータ化)
1)床下未使用ケーブルを撤去し、通風のための有効スペースを確保
2)スクロールダンパーを全開として電算室内温度によりファンをインバータ制御
- 中央監視機能の充実
各空調機インバータ周波数と冷水二方弁開度を中央監視で表示し省エネルギー運転を支援
- 高効率インバータ照明の採用
- CVCF電源設備の更新と設備集約
- CVCF系統空調機運転台数削減と外気冷房の導入
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●効果
上記の対策を実施した結果は以下のとおりです。
最大電力量、使用電力量とPUE
年度 |
最大電力量 |
A電算機電力量 |
B動力電力量 |
C合計 |
PUE
(C/A) |
2002 |
5,976kW |
2,330万kWh |
2,172万kWh |
4,502万kWh |
1.93 |
2008 |
5,960kW |
3,134万kWh |
1,411万kWh |
4,545万kWh |
1.45 |
増減 |
-216kW
(-4%) |
+804万kWh
(+35%) |
-761万kWh
(-35%) |
+43万kWh
(+1%) |
- |
対策前後を比較すると、電算機電力量が35%増に対し、動力電力量が35%減となりました。その結果、電力使用効率(PUE)が1.93→1.45と大きく改善され、この値は現在、日本国内トップです。*注2
また、数々の省エネの対策を実施したことに対し、同センターは、「平成19年度エネルギー管理優良工場・資源エネルギー庁長官表彰」を受賞しています。 |
*注2 |
最新鋭データセンター「幕張データセンター」(千葉市)のPUEは「1.8」、2009年に横浜市に竣工するデータセンターは、「1.6」を目標 |
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●今後の展開
同センター超省エネ化の実現は設備の更新ばかりではなく株式会社日本総合研究所と、同センターを管理・運営されている室町ビルサービス株式会社による省エネルギー活動に支えられています。今後は、エネルギー管理者・運転管理者との連携を深めつつ、冬期の加湿負荷を削減した外気冷房システム導入など、更なる省エネルギーを展開し、CO2削減による社会貢献を推進していく所存です。
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<お問合わせ>
エネルギーソリューションセンター 飯嶋 TEL 0120-402-393
技術開発本部 植村 TEL 0462-76-3911 |