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プレスリリース

2007年3月1日

エンジン単体で実車試験を可能にした
「S−ETCS(エンジン試験用温度制御装置)」の開発

 
 三機工業株式会社(社長:宅  清光)は、自動車の開発・評価において実施されるエンジンの性能試験や耐久試験において、始動から走行状態に変移する過程で、エンジン冷却水やオイル等の温度を実車走行の条件に制御することができ、また、広域な温度範囲(−30℃〜120℃)に対応する「S−ETCS」を開発し、拡販を開始しました。
 
【背景】
 2005年に発効された京都議定書に伴い、現在の自動車産業界では、地球環境に配慮し、排出ガス削減や燃費向上に向けた低燃費、低公害車の開発に取り組むと共に、安全性・快適性を追求すべく、さらなる性能向上のために開発を行っています。
 従来、開発エンジンの重要な評価は、ほとんどがエンジンを実車に装着した状態で行われており、性能評価に長い時間を必要としていました。
 現在、エンジンの開発初期段階でかつエンジン単体にて、実車に装着した時と同等のエンジン性能試験のニーズが高まっています。
 
【装置概要】
 このような背景のもと、本装置は、エンジン冷却水・エンジンオイル・燃料・エンジン吸気・ミッションオイル・インバーター・モーター・バッテリーなどエンジンを構成する部位を任意の温度に制御し、エンジンの性能試験を支援する装置であり、実車走行と同等の条件で試験を可能にします。
 従来のエンジンの温度制御は、エンジンをオーバーヒートさせない程度の大まかな温度制御が限界でしたが、本装置では、低温や常温でのエンジン始動時や、始動後の通常走行または全負荷運転での各部の温度を高い精度で制御することを可能にします。
 
 
【特 長】
1.広い温度域で高い精度を確保(±2℃、繰返連続試験)
2.試験効率が大幅アップ(試験効率2.5倍)
3.イニシャル・ランニングコストの縮減
(1) 試験室導入コスト低減(30%の低コスト化)
(2) 冷却エネルギーを大幅に低減(省エネ効果70%)
 
【販売価格】
装置本体価格は、制御対象の数や温度制御範囲等により異りますが、250万円(単体装置)から 6,000万円(システム装置)となる予定です。
 
【今後の展開】
 開発競争の激しい自動車やエンジン部品メーカーを中心に年間10億円の売上を目指すと共に、エンジンオイルや小規模部品メーカーのエンジン試験装置の老朽更新も視野に入れ、積極的に営業展開を行います。
 また、本装置は食品・低温物流・建材試験など幅広い分野への応用が可能なため、これらの市場への展開も検討し、研究開発の最先端に当社の低・高温環境試験技術を広く提供することにより社会に貢献いたします。
 
以上
<お問い合わせ>  
総務本部 広報部   03―3271―6650
 
 
 


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