| 2004年3月12日 |
CO2削減に貢献する
潜熱蓄熱搬送システム「トランスヒートコンテナ」の技術導入
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| 三機工業株式会社(社長:宅 清光)および株式会社栗本鐵工所(社長:横内誠三)の2社は、ドイツの環境コンサルタント会社プロジェクト・マネジメント・コンサルタンツ社(本社:ベンスハイム)より、低温廃熱の利用によってCO2を大幅に削減することが可能な潜熱蓄熱搬送システム「トランスヒートコンテナ」を技術導入しました。 |
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1.仕組み
トランスヒートコンテナとは、下水汚泥焼却施設や廃棄物焼却施設などから発生する低温廃熱(200℃以下)を潜熱蓄熱材(PCM:Phase
Change Material)に効率よく回収・貯蔵し、コンテナ車で運搬して離れた施設の熱エネルギーとして供給する技術です。未利用エネルギーを効率的に活用することでCO2を大幅に削減することができます。 |
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2.導入のメリット
電力やガスのように電線や配管を利用する「オンライン」方式によるエネルギー供給が現在の主流ですが、トランスヒートコンテナはタンクに詰めたPCMに熱を貯蔵して自動車でエネルギー供給をおこなう「オフライン」方式なので、インフラ整備コストが大幅に削減できるとともに、必要な時に必要な場所へ必要なだけエネルギーを届けることが可能です。供給元となる下水汚泥焼却施設・廃棄物焼却施設・発電所・製鉄所・その他工場などから廃熱を回収し、官公庁舎・オフィスビル・病院・学校などの冷暖房や給湯用のエネルギーとして1年を通じて供給することができます。 |
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| 【トランスヒートコンテナ イメージ図】 |
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3.技術的な特長
廃熱供給側の施設では、ポンプにより熱媒油を吸引し熱交換器を通じてタンク内のPCMを加熱します。徐々に加熱されたPCMは融解して液状化され、PCMの融解潜熱として蓄熱されます。これをトラックで運搬し、需要側の施設の熱交換器を通じて貯湯槽やボイラなどに供給します。PCMには3種類あり、蓄えられる熱の温度と量が異なります。高温タイプのものは吸収式冷凍機の熱源として冷房にも使用できます。 |
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4.導入例
この技術はドイツ航空宇宙研究所にて研究されていたもので、1999年に実用化されました。2001年にはフランクフルトで実際に熱供給事業が開始され、化学工場廃熱をトランスヒートコンテナ6台で12km離れたオフィスビルまで運び、暖房・給湯熱源として使用されています。そのほかにもイギリス・フランス・イタリア・アメリカなどで導入実績があります。 |
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5.CO2削減効果
廃熱を利用することでCO2排出量の大幅削減が可能です。標準のタンク1台で最大約1トンのCO2削減効果があります。上記フランクフルトの事業例では年間2,000トンものCO2削減が実現されています。
京都議定書の批准により、日本では2008年〜2012年までの5年間で温室効果ガスの排出量を1990年の水準から6%削減することが約束されていることからも、トランスヒートコンテナは有力なCO2削減技術・省エネルギー技術として広範囲に利用できると考えています。 |
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6.営業方針
三機工業は、水処理事業・ごみ処理事業での実績を生かし、当面は下水汚泥焼却施設や廃棄物焼却施設等の廃熱を熱供給源として、国や地方自治体の施設へ熱輸送によるエネルギー供給を行っていく考えです。また、将来的には建設設備事業での実績を活用し、需要側となるオフィスビル、病院、百貨店、ホテルなどに対してESCO事業や省エネルギー提案など事業の幅を広げていく計画です。2005年以降の当事業関連売上目標を年間10億円とします。
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| ■本件担当窓口 |
| 三機工業(株)環境システム事業部計画部課長 岩井良博 |
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TEL:03−3502−0728 |
| 三機工業(株)広報部 主任 永松大輔 |
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TEL:03−3502−6103 |
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| 以上 |
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