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プレスリリース

エンジン排ガス総合処理装置の開発

2001年9月6日


 三機工業株式会社(社長:宅 清光)は、自動車のエンジン試験設備等から排出されるエンジン排ガス中の汚染物質を総合処理するコンパクトな装置を開発し、販売を開始しました。

 近年、ゼロエミッションの考え方や化学物質の管理に関する通称PRTR法の施行などにより、各種事業所から排出される廃棄物、排水、排ガスへの対応が厳しく求められています。三機工業はこれらの解決策を数多く提供して参りましたが、車輛およびエンジン試験室から発生する排ガスの分野においては、これまで特別な処理を施さずに希釈されて排気されていたことに注目し、開発を行ってきました。
 このシステムは、ガソリンエンジン、ディーゼルエンジンから発生する黒煙、炭化水素、一酸化炭素および窒素酸化物などを総合的に高効率で浄化し、ゼロエミッションに貢献する「環境に優しい装置」として提供いたします。

 開発した装置 商品名「ZEUS(ゼウス)」は、ディーゼル車の黒煙除去に用いられるフィルター(DPF:Diesel Particulate Filter)に触媒を添着し、捕捉した黒煙を燃焼除去すると同時に排ガス中の炭化水素、一酸化炭素も酸化処理します。従来技術で処理しようとすると、バグフィルターで黒煙を捕捉し、酸化触媒で炭化水素などを酸化処理する方法となり装置が大型化します。それに比べて装置容積は3分の1になり、コンパクトな装置となります。窒素酸化物は選択接触還元脱硝触媒(SCR: Selective Catalytic Reduction)を用いて確実に処理します。

 特徴としては、触媒を添着したDPFを用いることにより、汚染物質の総合処理、自己再生と連続運転、コンパクト化を実現しました。また、各種エンジン試験設備を手がけてきた豊富な経験を生かしたトータル設計、施工により高い信頼性と安全性を確保できます。さらに、低温処理と積極的な廃熱回収により省エネルギー性を向上しました。

 浄化性能としては、黒煙 95%以上、炭化水素 85%以上、一酸化炭素 85%以上、窒素酸化物 80%以上と高効率な除去が可能です。

 用途は、各種エンジン試験設備、車両試験設備、燃料試験設備、エンジンオイル試験設備、コジェネ用ディーゼル機関、等各種燃焼設備の排ガス浄化です。ISO-14000取得など環境に寄与する商品と位置づけ、エンジン試験設備などを有する事業所向けの環境保全装置として、営業を展開し、初年度には売り上げ10億円を目指します。

 現在、数社から引合いがあり、4000ccのエンジンまでに対応できる試験設備に対応する装置本体の予定価格は3900万円です。

以 上



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