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プレスリリース

2009年10月26日

省エネルギー水噴霧加湿冷却システム
「Econo-Fog One(エコノ フォグ ワン)」の開発
−室内を濡らさずに直接水噴霧で加湿−


  三機工業株式会社(社長:有馬 修一郎)は、半導体工場やFPD(フラットパネルディスプレイ)工場などの大規模クリーンルームを対象とした省エネルギー水噴霧加湿システムである「Econo-Fog One(エコノ フォグ ワン)」を開発しました。加湿にかかるCO2排出量は蒸気式に比べて100分の1以下、二流体を用いた水噴霧加湿システムである「Econo-Fog(エコノ フォグ)」と比べても20分の1以下です。

●背景
 半導体・FPDなどのクリーンルームでは年間冷房が必要とされ、床面積あたりの消費エネルギーが一般事務所ビルの約10倍も大きいという特徴があります。冬期はクリーンルームに入れた外気を室内条件まで加湿する必要があり、±5%の高精度な湿度管理を要求される場合、通常蒸気加湿が使われます。このような高精度制御を省エネルギーで実施する方法として高圧空気と純水を用いた水噴霧加湿システムEcono Fogを開発しましたが、より簡単で、よりCO2削減効果の高い省エネ加湿システムが求められていました。
●システムの概要
 本システムは、ミストを噴霧する高圧一流体ノズル、噴霧水量を制御する制御弁、湿度センサ、高圧ポンプ、制御装置から構成されています。高圧一流体ノズルから噴霧されるミストの平均粒径は20〜30μmであり、従来技術のEcono-Fogで用いた二流体ノズルの5〜20μmより大きいですが、クリーンルームのレタンシャフトや床下スペースの気流にうまくのせて気化させる技術と、ON/OFF動作の加湿弁を時間比例制御する技術を確立することで、Econo Fog並の高精度な湿度制御を確保しました。

●システムの特長

1. 優れた省エネ効果
 クリーンルームの発熱を利用して、ミストをクリーンルーム内で直接気化(加湿)することで、外調機での蒸気加湿を低減でき、さらにミストの気化冷却により冷凍機の消費エネルギーが低減され、二重に省エネが図れます。
 10,000m2の半導体工場をモデルに試算した結果では、従来に比べ年間1,900〜5,000トンのCO2排出量削減効果が見込めます。これは半導体工場の空調熱源の年間CO2排出量の約10〜30%に相当します。

2. 少ないCO2排出量
 水1トンを加湿するためのCO2排出量で比較すると、蒸気式では年間160kg-CO2であるのに対し、Econo-Fog Oneでは年間1.2kg-CO2と、100分の1以下の排出量となります。
 またEcono-Fog Oneでは加湿に伴う気化冷却により冷凍機の電力量削減が図れ、さらに100kg-CO2のCO2削減となります。

3. 優れた制御性
 連続的な噴霧量を制御することが難しい高圧一流体ノズルに対し、時間比例制御ロジックを用いてEcono Fog並の優れた制御性を確保しています。

4. ノズルからの水滴の漏洩がない
 特殊な制御機構を用いて、従来噴霧の開始・停止時に見られた、ノズルからの水滴の漏洩を防止します。

5. 既存工場への導入が容易
 既存の空調システムと干渉しない独立したシステムであり、施工も容易なため、生産ラインを止めることなくシステム導入が可能です。

●導入実績
 半導体工場、FPD工場に既に4件の導入実績があります。(2009年9月現在)
●今後の展開
 1物件あたりの平均コストは約4,000万円であり、今後リニューアル物件を中心に同システムを積極的に提案し、年間5件程度の導入を展開の予定です。
以上
<お問い合わせ>
エネルギーソリューションセンター 飯嶋和明 TEL:0120-402-393


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