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プレスリリース

2009年9月7日

建物のエネルギー消費実態の「見える化」を実現する
無線センサーネットワーク(ZigBee(R))を利用した
「熱源廻り性能測定システム」の販売開始について


  三機工業株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:有馬 修一郎、以下 三機工業)ならびに日本電気株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 執行役員社長:矢野 薫、以下 NEC)およびNECエンジニアリング株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役 執行役員社長:井上 憲治、以下 NECエンジニアリング)は、無線センサーネットワーク(ZigBee(R)注1)を活用し、エネルギー消費実態を簡易計測することでエネルギー消費を「見える化」する事業で協業を図り、省エネ対策に貢献する「熱源廻り性能測定システム」を共同開発しました。NECは、「熱源廻り性能測定キット」として、販売活動を開始し、三機工業は、省エネ計画書・報告書作成業務の支援や省エネの実現に向けた改善提案のコンサルティングサービス「COP Catcher(シーオーピーキャッチャー 注2)の提供を開始します。NECエンジニアリングは、熱源廻り性能測定キットの製造、導入支援を担当します。

 平成20年5月に公布された省エネ法は、対象が事業所単位から事業者(企業単位)に拡大され、中小規模事業所(年間使用エネルギーが原油換算で1500kl未満の事業所)にも、温暖化ガス削減への取組みが要請されています。また、東京都では、環境確保条例の導入を控えており、ますます環境に対する負荷低減が強く求められます。
 これにより、多くの中小規模事業所が建物の省エネ対策の実施を迫られます。本システムはこのニーズに応えるため、より簡便なエネルギー消費実態の「見える化」を提供するものです。
 本システムは、熱源のエネルギー消費性能の検証に必要な熱源計測専用ソフトウェアと無線センサーネットワーク・システム(ZigBee)から構成されます。無線測定項目は温度・湿度に加え、熱源性能の把握に不可欠な電力量、ガス量、冷水流量もカバーいたします。また、測定装置は、常設かつ有線ネットワークを使用することが一般的でしたが、本システムは無線センサーネットワーク(ZigBee)の活用により、実態検証の対策前・後のタイミングに合せて手軽に設置し測定することが可能となりました。その結果、企業がより簡便にエネルギー消費性能の検証および省エネ対策を実施できる環境を提供します。
 三機工業は、NECの熱源廻り性能測定キットを活用し、収集されたエネルギー消費性能のデータをもとに、省エネ法で義務づけられる省エネ計画書・報告書の作成業務を支援し、省エネを実現する改善提案のコンサルティングサービスも併せて提供します。

 本システムの主な特長は、以下の通りです。
(1)簡便かつオフサイトでのエネルギー消費実態の「見える化」を実現
  • 熱源機器で生成した熱量、それに必要なエネルギー、外気条件などの関係から、平日と休日、昼と夜の熱源機器の稼働状況、熱源機器の劣化度、制御性を「見える化」します。
  • 本計測システムを熱源廻りに常設するのではなく、対策前・後に一時的に手軽に設置し、簡便に熱源運転データを収集できます。
  • 本システムは、熱源以外にも建物設備計測データの「見える化」にも転用が可能です。
(2)省エネ対策実施に向けた改善提案の提供
  • 三機工業は、収集したデータを解析することにより、熱源の運用状況と性能に関するレポートを作成するとともに、熱源のリニューアル提案や運用見直しの省エネルギー提案を行います。
(3)導入コストが従来と比較し、5分の1以下
  • 現在、主流の有線型システムを使ったサービスに比べて利用料金を約5分の1以下に低減できます。

 システムの標準価格は、基本構成注3 で120万円/セット(税別、測定機器別)となっており、平成22年1月から出荷を開始します。販売目標としては、今後3年間で1000セットを目指します。
 なお、三機工業は、1件50万円程度(規模により変動)でコンサルティング業務を請負い、3年間で700〜800社程度の計画書・報告書の支援を行い、省エネ計画・支援工事の受注を目指すツールのひとつとします。

 また、三機工業、NEC、NECエンジニアリングは、今後も緊密に連携し、無線ネットワーク活用の「見える化」を強化することにより、お客様の省エネ対策を支援してまいります。

熱源廻り性能測定システムの提供イメージは、下記をご参照ください。

●システム概要図
システム概要図
以上
(注1)
 無線センサーネットワークを実現するための基盤となる次世代無線ネットワークの国際規格。省電力な低速無線通信で、プロトコルを単純化し機能を限定することによってデータサイズを抑え、低コストでのネットワーク構築を可能とした。インフラを構築することなく端末間が自律的にネットワークを構築するアドホックマルチホップメッシュネットワークを構築できるという特長をもつ。

(注2)
 COPとは、Coefficient Of Performanceの略で、機器に入力されたエネルギーによって、どれだけのエネルギーを出力できるかを数値で示した成績係数のこと。自動車でいう燃費のようなもの。

(注3)
 熱源計測専用ソフトウェアとZigBeeによる無線センサシステムで構成。親機1台と中央熱源装置1台につき12台の子機を基本構成とする。親機に対して子機は36台まで接続が可能であり、中央熱源装置3台分まで対応が可能。電力計、流量計、温度センサ、湿度センサの測定機器は含まない。
中央熱源装置とは、空調設備や給湯設備において、空気や水を加熱・冷却、冷 温水や蒸気をつくる装置を指す。
※ ZigBeeは、ZigBee Alliance, Inc.の登録商標です。
※ COP Catcherは、商標登録出願中です。
<本件に関するお客様からの問い合わせ先>
三機工業 エネルギーソリューションセンター 飯嶋
TEL 0120-402-393

NEC 第二製造業ソリューション事業部
ソリューション推進部 坂本
TEL 03-3456-8412
Eメール: s-sakamoto@df.jp.nec.com
<本件に関する報道関係からの問い合わせ先>
三機工業 広報部
TEL 03-3271-6650

NEC コーポレートコミュニケーション部 飾森(シキモリ)
TEL 03-3798-6511
Eメール: a-shikimori@ay.jp.nec.com

NECエンジニアリング 経営企画部 北村/金塚
TEL 03-6713-1125
Eメール: webmaster@nec-eng.co.jp



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